*画像提供:東京芸術祭実⾏委員会
ウェブサイトの運用を担当した「東京芸術祭 2023」が、2023年9月1日に開幕しました!
『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』、木ノ下歌舞伎 『勧進帳』(公演中!)、ロロ『オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)』、太陽劇団『金夢島 L’ÎLE D’OR Kanemu-Jima』、東京芸術祭×愛知県芸術劇場× Dance Base Yokohama パフォーミングアーツ・セレクション 2023 in Tokyo などなど、とても充実したラインナップです。
ぜひ、チェックしてみてください。
東京芸術祭 2023
開催概要東京芸術祭とは
東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指し、毎年秋に東京・豊島区池袋エリアを中心に開催している都市型総合芸術祭です。東京の芸術文化の魅力を分かり易く見せると同時に東京における芸術文化の創造力を高めることを目指しています。中長期的には社会課題の解決や人づくり、都市づくり、そしてグローバル化への対応を視野にいれて取り組んでいます。世界を反転させて陽気になる方法
明日は今日より良くなる、と思っている人が、減ってしまった気がします。
日本という国のイメージが、たとえば「全体として古くなった服」のような感じで、どこかの穴を修繕すればV字回復する、とは思えない。ホツれを直そうとすると別のところが薄くなって穴があく。そういう感じかもしれません。もしそうなら、最上の策はみんなで我慢すること、となりそうですが、明日が今日より良くなると思えずに我慢していても何も生まれないんじゃないかと心配になります。そこで提案したいのですが、今の日本をいっそ「落ち目の国」と定義してしまうのはどうでしょう。そんなことしたら一層元気がなくなるぞというご意見もあるかと思いますが、でも「落ち目」を経験した国って、歴史上にいくつもありますよね。日本以外にも色々な前例があると知れば、心に余裕ができるのではと思うのです。
心に余裕ができる。ここからいきなり結論に飛びますが、落ち目から復活できた国はどんな国かと見てゆくと、それは「人間は楽しむために生きていいんだ」という考えが堂々と認められている国だ、ということに気づきます。たしかに、生きていて楽しい、と思える国は滅びないですよね。この楽しみを次世代にも、と人々が思うから。みんなで我慢する、の真逆の策です。で、人間が人生を楽しむために発明した“人類の知恵”が、「お祭り」です。誰でも参加できるお祭り。
そしてお祭りのないところにお祭りを作るのは、いまや行政の仕事だと言っていいでしょう。今の日本の状況を根底から変えるには、国民が国に対して「人生を楽しませろ!」と堂々と要求していいはずです。そしてまたいきなりですが。
今年の秋、東京は、ちょっと頑張って、東京芸術祭をやります。東京芸術祭総合ディレクター
宮城 聰会期:2023(令和5)年9月1日(金)〜10月29日(日)
会場:東京芸術劇場、ロサ会館、メトロポリタンプラザビル自由通路、東京都豊島区池袋エリアほか
主催:東京芸術祭実⾏委員会[公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都]
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
協力:豊島区、西武鉄道株式会社、東武鉄道株式会社、池袋西口商店街連合会、co-ba ikebukuro、NPO法人ゼファー池袋まちづくり、NPO法人テラコヤ、立教大学、合同会社ルネサンス・ジャパン