2023年4月2日(日)に東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルで開催される、蓮沼執太フィル「ミュージック・トゥデイ」の企画/制作に関わっています。
https://www.hasunumaphil.com/performance/869/
これまで数々の素晴らしい音楽に出会ってきた、武満徹さんの名前が冠されたこのコンサートホールでできるのは、非常に感慨深いものがあります。
(武満さんは、コンサートホールの基本コンセプトをはじめ、設計段階から深く携わっておられ、芸術監督としてオープニング企画を監修されました。東京オペラシティが開業する前に、武満さんはお亡くなりになりました。最晩年のお仕事のひとつと言えると思います。)
先日、武満さんのお墓参りに行き、今回の公演にかける気持ちをお伝えしました。ちょうど晴れ間が見えた時間で、忘れられないものになりました。
また、コンサートホールのホワイエには、SETENVにとってとても大きな存在である、クリスチャン・マークレーさんの作品、「AMPLIFICATION」が常設のアートワークとして展示されています。その点においても、私にとって、とても特別な場所です。
今回、追加のプログラムとして、そのホワイエを使った、1日限りの展覧会『THE FOYER』を開催することになりました。
マークレーさんの「AMPLIFICATION」(1996)とともに、五月女哲平さんによる、ホワイエ空間のガラスを利用した新作「pattern of spring」(2023)を展示します。
また、武満さんが大阪万博(1970)で招聘したことでも知られるフランソワ・バシェが制作した、日本に現存している音響彫刻を蓮沼さんが演奏した映像作品「響きのあいだ」(2020)の上映もあります。
多くの方に開かれた、音楽/音の時間、空間をゆっくり楽しんでいただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!(入江)