Before a trace 3 – Awazu House –」でご一緒した嶺川貴子さんよりご案内をいただきました。

MJK gallery(台東区駒形)で、2024年6月9日(日)から23日(日)まで開催される、すずえりさんと「跡の前」(嶺川貴子さん+川口貴大さん)による「パフォーマンスの跡をみせる展示」です。

「跡の前の後」@MJK gallery

「跡の前の後」@MJK gallery

詳細は以下をご確認ください。

跡の前の後
– After the Before a Trace –

すずえり、跡の前(嶺川貴子+川口貴大)

2024年6月9日(日)- 6月23日(日)

9日, 23日パフォーマンス
※6月9日(日)はパフォーマンスのため16時からの公開となります。

パフォーマンス
6月9日(日)14時〜、6月23日(日)18時30分〜
入場料2000円、限定15名、要予約。
件名に「跡の前の後」予約と書き、お名前と人数、日時を記載の上、info@art-mjk.com 宛にメールをお送りください。

電球の光に音を重ねて通信したり、飛ぶ鳥をスコアにしてピアノを鳴らすような、光と音による重層的なサウンドアート作品を制作するすずえりと、嶺川貴子と川口貴大によるユニット「跡の前」によるコラボレーション展示です。

ミュージシャンの嶺川貴子と、サウンドアーティストの川口貴大のふたりは、いままで粟津潔邸や、アートサイト神津島などのフェスティバルで、即興演奏ともライブインスタレーションともつかない、おぼろげな輪郭を掴むような行為を「跡」を残すその「前」として積み重ねてきました。今回は、その跡の前の「後」を、すずえりのアートワークの中でフィードバックさせ、静かな気配の物語として提示します。

川は海へと流れ、道はかつてのカタストロフィへと続く。隅田川と浜街道、水と陸のはざまにあるようなギャラリーで、過去と、未来につながるような痕跡をさんにんで残す、2週間の光と音の旅行です。

MJKギャラリーの裏には隅田川が流れ、江戸時代には年貢米を運ぶための水運として使われていた。ギャラリーが面する国道6号線は、かつて江戸と水戸、仙台をつなぐ陸の要路で、浜街道と呼ばれていた。この浜街道は、福島浜通りへと続く。背後には水運の、正面には陸運の重要な経路がひかれ、江戸幕府の御米蔵(浅草御蔵)があるために、この場所は蔵前と呼ばれるようになる。

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すずえり(鈴木英倫子)
東京を拠点に活動。自作楽器や装置による展示や演奏を行う。道具や楽器のインタラクションや身体のずれ、通信技術と即興性などに興味をもち、そこから想起される詩と物語性を問う。武蔵野美術大学、岐阜県立国際情報アカデミー[IAMAS]卒業。東京大学大学院情報学環・学際情報学部在籍。
https://suzueri.org

個展
2024  「移動について」(TOKAS OPEN SITE8)
2020-2021 「花かんむりと太陽冠」(gallery and spicyfoods P、東京)
2019-2020 「3つの世界/バリケード」(switchpoint、東京)
2013  「Recursive Piano」(20202、東京)
2010  「Prepared」(gift_lab、東京)
2007  「エマージェンシーズ!006 ユングフラウの月」(NTTインターコミニュケーションセンター、東京)

主なグループ展
2024   
「My Scenery」(Wall alternative、東京)
「2024 宝蔵巌ライトフェスティバル」(宝蔵巌芸術村、台北、台湾)
「旅と夢」(MtKギャラリー, 京都)

2023 
「From Island to Island」(東京ビエンナーレ、CET2023、エトワール海渡ショールーム館、東京)
「The Process」(Harvestworks、ガバナーズ島、ニューヨーク、アメリカ)

2022   
「角 Between Two Unparallel Lines」(十字画廊、宝蔵巌芸術村、台北、台湾)
「3331アートフェア」(3331アーツ千代田、東京)
「どうぐをプレイする Tools for Play」(NTT インターコミュニケーションセンター[ICC]、東京)

2019   
「Tsonami Festival」(Espacio Cultural Warhola、ヴァルパライソ、チリ)

2018   
「SFX Seoul 2018」(Alternativa Space LOOP、ソウル、韓国)

2017  
「Yo No Bi #2」(Islington Mill, マンチェスター、イギリス)

主な受賞・助成
2023 「Harvestworks Artist Scholarship」(Harvestworks)
2022 「やまなしメディア芸術アワード2022」入選(山梨県)
2022 「ニューヨーク・フェローシップ」(アジアン・カルチュラル・カウンシル))
2020 「第24回文化庁メディア芸術祭アート部門」審査委員会推薦作品
2019 「新進芸術家海外研修制度 (短期派遣・チリ)」(文化庁)

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跡の前(嶺川貴子+川口貴大)
2023年3月、Permianで行ったデュオでのコンサートで、嶺川からふいに発せられた物語の断片の様な言葉を機に生まれたグループ。川口の空間に影響を与える道具としての自作楽器と、嶺川の気配としての存在で、音を中心に景色を作り出そうとする試み。

2024年
5月18日 アートサイト神津島2024 山、動く、海、彷徨う 野外パフォーマンス
2月24, 25日 ‘Before a trace 3 at AWAZU HOUSE’ at 南生田 粟津潔邸

2023年
12月23日 ANTI-WAR 反戦 天使とダイナマイト展 パフォーマンス at 南生田 粟津潔邸
11月12日 OTOOTOJAM2023 at 千葉 さや堂ホール
11月5日  ’Before a trace 2’ at 八丁堀 七針
8月13日  ‘Before a trace’ at 三鷹 SCOOL
3月12日  不動前 Permian

https://mjkgallery.com/events/%e8%b7%a1%e3%81%ae%e5%89%8d%e3%81%ae%e5%be%8c/ より

「跡の前」のパフォーマンスは粟津潔邸アートサイト神津島2024に続く今年三度目になり、また、すずえりさんとのコラボレーション展示(!!)という、非常に気になる内容です。

とても特別なものになりそうですので、気になる方はぜひ!!(入江)